幽霊たちが舞う丘 アニタ・ブレイクシリーズ4

幽霊たちが舞う丘―アニタ・ブレイク・シリーズ〈4〉 (ヴィレッジブックス)

蘇生師としてのアニタに、困難な仕事の依頼が舞い込んできた。
リゾート開発で荒らされた何百年も前の古い墓地の死者をすべて蘇らせて欲しいというのだ。
現地では、依頼主との対立する墓地の所有者である妖精の血を引く兄妹の存在があった。
そして、アニタは困難な仕事に続いて三人の少年の惨殺事件の捜査にも駆りだされてしまう。
急遽セントルイスからアニタの要求に応じて駆けつけたジャン・クロードとアニタは、今までとは違うヴァンパイアを相手に最大の危機に直面する。

先月発売されていたアニタ・ブレイクシリーズの四作目。
購入してはいたのですが、やっと読みました。
毎度のことですが、アニタに厄介な依頼や事件が舞い込むことで物語は動き始めます。
今までの三作の紹介は前にやっているので、そちらをどうぞ。
アニタ、ラリー、ジャン・クロード、ジェイスンら4人のやり取りが好きでした。
ラリーは今後どう成長していくのか楽しみなので、なんとしてでも生き残っていって欲しい。
ネクロマンサーとしてのアニタの話題がよく出てくるようになったので、まだ翻訳されていない2巻の内容が気になります。
今回はジャン・クロードが大活躍(?)な巻でした。なぜ疑問系なのかは、読めば分かると思います。
彼の出番が多い分、リチャードの出番は最初の方に少しあるだけ。
ジャン・クロード派の私としては嬉しいのですが、お互いに嫉妬している様子が見ていて楽しいのでリチャードの出番ももう少し欲しかったかも。
一番好きなエドワードの出番がなかったのが残念です。
次回はその二人の出番もあるようなので楽しみですね。

ところでこのシリーズ、バトル漫画のように毎回新たな敵(しかも徐々に厄介な相手になってるような)が登場します。
このまま行くと、その内どんな化け物が出てくるのやら…そういう意味でも楽しみな作品です。

は行

Posted by tukitohondana

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