ヴェルシュタイン公爵の再誕


主人公の元々の設定はともかく異世界の公爵に乗り移ってしまってからの演技が好み。脳内の混乱っぷりと相反する言動のギャップも読んでて楽しい。賢人ってこの主人公と同じように本体とは違う魂が入った人のことなんだろうか?主人公と執事の会話の温度差がすごい。
悪役成り代わり要素が大きいかな。(後にそういう要素もあったと分かる)息子の中でも勘違いが進んでるなぁ。実際に公爵がなぜ国に仇なす行為を行っていたかは不明になってしまったけど、多くの人にとってこの成り代わりは喜ばしいことなのは事実なのでこれでよかったのかも。
針子のシェリエ良いな。イケおじの主人公見てテンション上がってるのに共感してしまった。リメイクした服や新しい服のデザインができてくるの楽しみ。

家の中に赤が多かった理由が泣ける。昔から仕えている人たちの忠誠心もあるし、そっか、本当に元々は公爵としても尊敬できる人だってひ、奥さん思いの良い人だったんだな…別人になった公爵に対する懐いてる姪の反応があれでいいのかと思ったけど、お互い訳アリの依存っぽかったからこっちの方が良かったのかもな。息子のミカエリスとの関係修復は本当に見てて微笑ましい。過去は色々あったけどこのチートな公爵ならなんとか挽回できるよね。続きが楽しみでもあり、ちょっとちーとすぎるのが残念でもあるかも。

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