コップクラフト 5

2023年6月2日

コップクラフト 5 (ガガガ文庫)
賀東 招二
小学館 (2015-06-18)
売り上げランキング: 41,790

異世界レト・セマーニと地球の玄関口となっているサンテレサ市の警察で特別風紀班に所属するマトバとティラナ。
ある日、彼らの元にかつてマトバと共にセマーニ世界平和維持軍として従軍していた男が怪死したという知らせが届いた。
事件を追う二人だったが、次々と同じような殺され方をした死体が発見され…
1年ぶりに帰ってきた最強コンビが活躍する第5弾!

戦国時代の様相だという考古学者サイドの話もちょっと興味あるな。
妖精はいるのにケンタウロスはいないっていうのはちょっと残念な情報だけど。
やっぱりいざという時にティラナの戦闘能力は頼りになる。
怪我の治りが早いのもありがたい。今回は心配したけど。
ケイとティラナの歳の差コンビと異文化交流の描かれ方が好きだな。
事件も異世界の要素が絡んでくるのが面白いんだよね。
ケイの過去や気になってたセマーニとの戦いの実情が分かったのは嬉しいけど、ひどい。
戦争そのものが酷いといえばそうなんだけど色々と。
そんな中で出会って始まった信頼関係だからこそユーノにはそのまま健やかであって欲しいけど、どこも物騒だからな…
あのシーンではついつい泣きそうになってしまった。
ちょっと出てきただけなのに印象が強くてさ。
敵の女と狼たちを味方が包囲したってところまでは気持ちよかっただけに、また後味悪い終わり方なのかと;
被害者より苦しんだ加害者なんて~という事がなんとも辛い。
現実でもそうだと思うし、このシリーズもまさにそんなのばっかりだもんな。
…今回は思っていたよりいいエンディングだったがわけですが、すっかり騙された。
ただ、ティラナの兄がでこでどうしているのかが気がかりになった。
あとがきは相変わらずのノリで和みました。

か行

Posted by tukitohondana

inserted by FC2 system