ゼロからわかるエジプト神話


出だしで、エジプトは1500の神々がいるらしくて驚いた。八百万もたいがいだけど名前が分かっているだけでこれは。ラー、セト、オシリス、イシス、ラムセス2世(オジマンディアス)、アレクサンドロス大王(イスカンダル)、クレオパトラはともかくネイトやメギドもエジプト由来だったと気づき興味が湧いたので今後ももうちょっとエジプト神話に注目したい。

神聖動物として崇めていたのでそれを戦争に利用されたというのが興味深い。猫が可哀想だとしてもそれで敗北してしまうぐらい大事にしていたという点とか、復活して欲しいから亡くなったらミイラにしていたのが残っているとか。ハヤブサ、トキ、犬、猫、ライオン、ワニ、羊、カエル、蛇、フンコロガシなどなど動物の頭を持つ神々が多いのも面白い。

オシリス神話はおぼろげに記憶にあったけど、知恵の神トトの誕生が衝撃。いや、神は男神でも子供産むしなんなら相手いなくても子供産むこと多いけど、一説よるとセトとホルスの子がトトなのエモいような…敵対した神同士だし。

メジェド様の出典が死者の書のみで実際のところ名前すら謎の存在なのがびっくり…
ファラオの入れ替わりで神話や主神が変わってしまうので複雑化したというのが面白いと思う。私は宗教や神話は信仰するものとしてでなく、歴史や文化が生み出した哲学や物語として楽しんでいるので。

イムホテップはピラミッド関係で聞いたよけうな気がしたけど、あの時代に多才で80歳近くまで生きて癌の存在にも注目していたとあっては後に神聖視されるのも分かる。

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