きっとめぐり逢える・きっと忘れない

きっとめぐり逢える―濃姫夢紀行 (コバルト文庫)きっと忘れない―濃姫夢紀行 (コバルト文庫)
きっとめぐり逢える】
17歳の平凡な女の子だったはずの碓井濃子は、ある日、雷が落ちたショックでタイムスリップしてしまう。
着いた先はなんと戦国時代。
しかもお姫様の身代わりにあの織田信長に嫁ぐことになってしまった!?
【きっと忘れない】
織田信長の妻になった濃子だったが、夫や親友のみほを残して現代に戻ってきてしまった。
再度タイムスリップを試みる濃子は何とか二度目のタイムスリップに成功する。
しかし、待っていたのはつらい現実だった。
 
もう十年以上も前に出会った小説です。
濃姫の身代わりになってしまうという設定に惹かれて手に取った覚えがあります。
その頃から戦国時代には興味がありました。
最近歴史小説も読むようになって読み返してみたのですが、うーん懐かしい。
ちょっとイメージよりは柔らかいかなと思っていたこの織田信長ですが、覚えていたよりはちゃんと非情な面を持ってました。
だから濃子は彼の考えややり方に反発してたんですよね;

どちらかと言えば、このシリーズは設定とストーリー萌えです。
男性の登場人物たちが人間的に見ると好きなタイプなのですが、萌えるタイプではないので…
ちなみに信長は、この二冊の時よりも、濃子との娘である蒼生子と一緒にいる時の方が好みだったりします。(信長と蒼生子の親子が好き)
恋愛や生き方としては濃子と友人のみほは対照的に書かれていて、どちらの選択も結末も切ないです。
でも、二人ともただ不幸なようには見えないんですよね。
とても愛する人がいて、それぞれ苦しみながらも己で決めた道を貫き通したからかなと思います。
自分だったらどちらを選ぶだろう…と考えながらも読んだりしてました。

か行

Posted by tukitohondana

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