夢迷宮への片道切符
夢迷宮への片道切符〈上〉―フェアリー・プリンセス (MIRA文庫)
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ジュリー カガワ
ハーレクイン
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地味で冴えない女子高生ミーガンの退屈な日常は16歳の誕生日に一変する。
突然幼い弟が突然凶暴化して襲いかかってきたのだ。それを助けてくれたのはお調子者の幼馴染だった。
本物の弟は妖精にさらわれたと告げられ呆気にとられるミーガンだったが…
ティーン向けのパラノーマルはやはり合わないのか…と思ったけど、意外とミーガンの心境は理解しやすく感情移入できた。
取り替えられた弟と取り戻すために妖精の国へ…か。これは熱い展開だな。
冒険ファンタジーっぽくていい。
入り口がクローゼットというのもお約束というか王道だな。
イーサンの友達のフロッピーがどんな妖精だったのか知りたかったな。残念。
パックがミーガンをかまうのは彼女が妖精を見ることができる人間だからか。それとも他に理由が？
何にしても隠し事があるようなので気になりました。
恐ろしいゴブリンたちに不機嫌な猫妖精のグルマルキン。
妖精界に漂う不気味さがいい。
契約したからなんだけどなんやかんやとミーガンに助言したり助けてくれるグルマルキンには好感を持ってしまう。
ミーガンの正体は想像通りとしても、ハーフが疎まれているパターンは最近読んだのではあまりなかったかも。
少なくとも身内には愛されていたし。
これロマンスの相手はマッシュなのか？それともパック？
イーサンがどうなっているかや、グルマルキンの狙いも気になるな。