ハウス・オブ・ナイト III 女神よ、愛の導きを

ハウス・オブ・ナイト III 女神よ、愛の導きを (角川文庫)
P・C・キャスト_ K・キャスト
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-06-23)
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変わり果てた親友を救おうとするゾーイに意外な協力者が現れる。
一方、ゾーイを巡ってエリックとローレンは対立し、ついにその関係に大きな変化が!?
物語は予想もつかない局面をむかえようとしていた。

ゾーイの心境を考えると申し訳ないながら、バースデープレゼントの全て落ちがついていて面白かった。
確かにクリスマス関連商品では、クリスマス前~当日までしか身に着けられないという欠点があるよね。
雪だるまはセーフな気がするのにゾーイにとってはアウトのようでちょっと気の毒。
でも、これでパーティー前のゾーイに独り言に納得してしまった。
ヒース…悪気はないしむしろ良かれと思って送ってくれたんだろうけど、タイミング悪かったな。

好みの問題でエリックVSヒースより、エリックVSローレンの方がときめく。
ただ、ローレンはあやしいからな…ゾンビやネフェレットの件との関わりが否定できなかったし。
せめて組織的な事件でないといいなと思ってました。敵の数がしぼれるので。

本人たちは不本意だろう、ゾーイとアフロディーテがいいコンビな気がする。
図書館での調べものの最中は、ローレンに現れて欲しいとう期待と、実は邪魔をしに来ているのでは?という疑心の両方があった。

ヒースがびっくりするぐらいいい事を言ったので悩む。
てっきりすりこみのせいだと思い込んでたけど、本当にゾーイの事を愛していて理解しようとしているのかも。
ニュクスとゾーイの力の使い方についての発言でヒースのことを見なおしてしまった。

このシリーズ想像以上にドロドロとした展開だな。
ゾーイがローレンとの関係を隠していたのは後ろめたかったからだろうけど、スティーヴィー・レイのことを隠していたのは皆を守るためでもあるのになぁ。
必要な嘘や悪くない嘘もあるのに、それで信用をなくしてしまうこともあるのが悲しい。
信じれれないぐらいもやもやする所で終わっているので続きが気になる。

か行角川文庫

Posted by tukitohondana

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