さびしがりやのストーカー

さびしがりやのストーカー (KAREN文庫Mシリーズ)
草野 あおい
日本文芸社
売り上げランキング: 1,671,470

七瀬はふと気づくと側にいたり他の人と話すと睨んでくる高見沢が苦手だった。
七瀬のことが好きだという高見沢は秀才だが人を好きになったことがないからかアプローチの仕方が変態っぽくて…

私が珍しく買ったBL小説。
積み本になっていたのでそろそろ読もうと手に取りました。
高見沢の行動が変態的過ぎて吹いた。
でお、設定も津寺さんの描く彼も結構好み。
家に誘うまでの会話内容からして、主人公が彼を警戒してなくてもあやしすぎるだろ。
蝶が好きなのはいいとして。
高見沢の岡本に関する勘違いはおいしいな。
真面目でいい人っぽいのに好きでもない女の人と寝るのは抵抗ないっていうのがちょっとずれてる感じでありか。
彼自身誤解されやすそうだし。誠実なのに影があるからもてるかもな。
下駄箱の一件も理由がいい人で笑ってしまった。
勘違いされるのも仕方ないけど、これは気の毒。
岡本には最後まで友達でいて欲しかったな、と思ってたらこれも誤解かよ…苦笑するしかない。
なんだよ。やっぱり高見沢も岡本もいいやつじゃないか。
はたから見るとすでにバカップルの二人と七瀬を心配してくれる岡本の三人がいいです。
クリスマスの話、高見沢のとまどいも可愛いけど彼視点で七瀬を見ると心があったかくなるな。
手作りケーキをねだるところとか可愛い。
今回も誤解で切ない展開があったものの、ハッピーエンドでよかった。
教会の子供との出会いもクリスマスらしい真相でこれはこれで。
最後の話はちょっと恐いかな。

か行

Posted by tukitohondana

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