闇の王子と求め合って
ヴィレッジブックス
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アメリカからアイルランドのダブリンにやってきたマッケイラは、殺された姉の復讐のため街中を跋扈する悪妖精たちと戦う日々を過ごしていた。
ある時、彼女は反発しながらもお互いの目的のため協力関係にあるバロンズが人間ではないことを知ってしまう。
彼は本当は敵なのか？
いきなりクライマックスだな…
ジェイン…マックへの態度はともかく死なないで欲しいな。
彼女とは同じく身内を妖精に奪われた同士なわけで、友好的に思ってはいなくてもこれ以上悪いことが起きないに越したことはないと思う。
でも、死亡フラグは立っている気がする；
マックも大胆な行動に出たな。
まさか警察サイドに味方を作ろうとは。
頭から無理だと思っていたせいか、考えたことなかった。
ヴィーレーンとのやり取りに心地よい緊張感を味わった直後にバロンズがタイミングよく登場。
この二人のマックを挟んでの対立好きなんだよな。
萌える。
シーシアたちとの関係は悪化する一方だけど、ヴィーレーンの出番が多いのは嬉しい。
思っていたよりマックとの関係も深まってきているし。
皮肉を言ったり冷たい態度を取りながらもマックを心配している素振りを見せるバロンズもいい。
マックが発明品を試している所にバロンズが来たシーンは吹き出してしまった。
マックが頑張ったのは分かるんだけど…これは…まぁ、あんな発明をする必要がないバロンズなら笑ってしまうのも仕方がないかも。
馬鹿笑いするバロンズというのも珍しくていい。
バロンズの嫌味というか皮肉がたまらなく萌える。
ヴィーレーンに嫉妬しているように聞こえるのが、もうときめきすぎて…あの威圧的な所もたまらなく好みだしなぁ。
そして、それに抗おうとしてたり、怒りを爆発させるマックがこれまた好きなんだわ。
妖精たちの過去にあった出来事、首領の正体など明かされた事も多いけど、まだまだ首領とバロンズには謎が多い。
ヴィーレーンが教えてくれた事が全て信用できるかというと疑問だし。
バロンズやヴィーレーンとマックの関係に凄く動きのある巻だったな。
表面だけ見るとヴィーレーンと近づいてバロンズとは距離ができた気がするけど、真相が分からないとなんとも言えないな。
まさか３巻目であんな大惨事になるとは…今までも被害にあっていた人は沢山いたけどハロウィーンは特に規模が大きかった。
そして衝撃のラスト…ええ、マックまでどうなっちゃうのこれ？
てっきりバロンズが助けに来てくれるものだと期待してしまった自分の愚かさを罵りたくなるような展開。
５巻で完結してしまうのは寂しいけれど、早く４巻と５巻が隠みたい！