火狩りの王〈一〉 春ノ火
人が自由に火を使えない理由が人体発火病なのがえぐいしどうしても暗い世界になるけど、発想が面白いと思った。
後に火を使えなくなったおかげで戦争ができなくなったという側面が語られるけれど、私は火を使える生活の方がいいなぁ。
亡くなった火狩りは気の毒だし、不安を感じている灯子には悪いけれど首都へ旅立つのにはわくわくした。
かなたという相棒もいるし、この国の首都がどんなところか気になる。
そして、灯子が優しく、またおばにも大切に思われてることが分かってほっとした。でも、こういう物語、旅立つとそう簡単には帰って来れないよね。
かなたが懐いてるし火の鎌も馴染んでる。
灯子を見てて、とても勇敢なので今後の且つゆくが楽しみになった。
狩り犬に小型犬がいるの意外だった。てまりも可愛い。
そういえば現実でも元猟犬だった小型の犬種っているね。
煌四も驚いてるけど油百七が親切すぎてなんか怖いと思ってたら案の定だった。
負わされた物が重すぎる。いきなり兵器開発するよう命じられたようなものだし…
揺るる火はいわゆる人工衛星みたいなものなのかな。
火狩りの王になるのは灯子なのか。揺るる火がもたらすのは果たしてこの世界にとっていいものなのかそれとも厄災なのか。
次巻が気になる。