紋章の覇者―翼を継ぐ者〈4〉

一連の出来事の裏で糸を引いていたのは、リディアの義兄ジュリアンだった。
彼の狙いは“紋章”。
二つの紋章を奪われ、国境では反対派の奮闘空しくシュンベルとカーランドの戦の火蓋が切られた。
それでも、諦めきれないリディアは、紋章に秘められた力で風を操り戦場へ向かう。
剣と陰謀渦巻くファンタジー、完結。
歪められていた紋章の伝説。
紋章石になにやら凄い力がありそうな事は分かったんだけど、ジュリアンの狙いは分からないまま。
リディアが新たに紋章の力を使えるようになりそうだけど、この物語この一冊でどう完結するんだろう?
序盤からわくわくが止まりませんでした。
フェリクはタイミング悪くて不憫に思えてきたし、オズとノエルだけじゃなく、オズVSフェリクも勃発。
紋章騎士だけじゃなくジェラルドといい…ガーネット領所属の騎士たち面白すぎるだろう;
戦の結末のシーンは綺麗過ぎたかなという気もしますが、ちょっと感動してしまいました。
某人物がジュリアン側の人間だったのは、意外じゃなかったかな。
この作品って本当にいい人や友好的なわけではないのに優しい人って、ちゃんと胡散臭い気がする。
ラストは駆け足だったようにも感じましたが、一応ハッピーエンドということで嬉しかったです。
これからが面白そうというか大変そうですが、彼らなら大丈夫かな。
主人公サイドではリディアとジェラルド、紋章騎士三人組、敵としてのジュリアンとサイラスは最後まで好きでした。
アルトゥル…リディアを嫌っていた理由が微笑ましくて笑った。
ああ、でも、まぁ分からなくもないかな;

か行

Posted by tukitohondana

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