桜嵐恋絵巻 ~半分の秘めごと~

桜嵐恋絵巻 ~半分の秘めごと~ (ルルル文庫)
深山 くのえ
小学館
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必ず当たると評判の美しい僧が現れ、女房たちの心を虜にしていた。
同時期、二人の仲を秘めつつも幸せな日々を送る雅遠と詞子に新たな問題が立ちはだかる。
雅遠の父に続いて母親が強引に結婚話を進めてしまったのだ!
そして、詞子の妹・艶子はついに自らの出生の秘密を知ってしまい…

妹が真相を知る時がこんなに早く来ようとは。
後回しになっても皆が辛いだけか…
呪いをかけたとは言っても、娘の幸せを願っていたのは確かなんだもんな韓藍の女。
自分の不幸よりも娘の不幸を嘆いていた点はちょっと評価できるかも。
五の宮様をなんとか味方にできたら心強そうなのにな。
難しそうだけど、雅遠の両親の力関係って母のが上っぽいので。
詞子も雅遠も互いを気づかっているのが伝わってくるので、読んでいてもどかしくも優しい気持ちになれる。
身分や権力はないけれど新たな味方・早苗の登場は心強い。
真相を知っていて姫の幸せを願ってくれる存在だし、女房の情報網はあなどれないしな。

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