ヴァンパイア・キス1 転校生は吸血鬼
ヴァンパイアに憧れる少女レイヴンはゴシックファッションを好み町では浮いた存在だった。
ある日、幽霊屋敷に引っ越してきた少年はまるでヴァンパイアみたいで…
惹かれあうレイヴンと少年アレクサンダーの恋が一応メインのようですが、レイヴンと周囲の人々との関係が描かれている箇所が多め。
レイヴンの人間関係にあった問題がちょっと良い方へ進展する物語でもありました。
読んでいて切ないというよりは心が痛い内容が多かったような気もします。
主人公のことが好きな少年の言動が特に痛々しかった…
全体的にはＹＡ向けらしく読み易く、テンポもいい。話はありがちだけど、そのおかげで面白いです。
主人公はあまり好きなタイプではなかったのですが馴れると可愛く思えてきました。
恋の相手のアレクサンダーは普通に好み。
ミステリアスでまだまだ謎もあるので今後の展開が気になります。
「転校生は吸血鬼」というタイトルですが、実際は引っ越してきたのであって転校してきてはいないです；（吸血鬼疑惑のある彼は学校へ通っていないので）