キッズ・ジョーカー
キッズ・ジョーカーは、初めて読んで数年経ちますが、未だに好きな漫画ベスト10入りしている少女漫画。
何度読んでも面白い。
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キッズ・ジョーカー 5 (5) 藤田 麻貴 秋田書店 2000-07 |
梁川蛍は、刑事になりたい女子高生。
謎の男・梶原と出会ったことで彼女の日常は変化していく。
事件モノですが、推理要素はほぼ皆無。どちらかというと力押し？
正義感が強く突っ走る傾向がある女子高生・蛍と警察が表立って関われない事件を解決する一部ではジョーカーと呼ばれる人々の物語。
特別な権限を与えられた組織（警察がらみだけど独立した機関）の雰囲気は、最近目にするのだと少しどん亀とかっぽいかも。
蛍を気に入っていて強いんだけど普段はヘタレの梶原。
血の色が緑と言われているほど性格が悪い男・志貴。（情報収集やコンピュータ系の犯罪担当かな）
組織内では蛍のお姉さん的存在の杜乃。（変装しての潜入捜査担当？）
渋くて組織のボスで、何気に蛍の父親的ポジションの氷室。
↑のようなメンバーに蛍が加わって事件解決のために活躍します。
なんで画像が5巻なのかというと、まぁそれしかなかったからなのですが…
カバーの二人は私の好きなサブキャラだったりします。（後半はメインに近いかも）
蛍を気に入って執着する一曜会の組長・湖条（金髪の方）とその側近の馬場。
人間的には馬場さんが好きなんですが、私の一押しは湖条！
裏表があって、性格悪くて、でも優秀で良い部下に慕われてて（湖条にも良いところも一杯あるんですよ…たぶん）、蛍を気に入って壊したいと思っているところも、蛍に嫌われているところも込みで大好きだ。
この漫画内で一番の萌えキャラです。
最終巻では、おまけ漫画に湖条×蛍が読めて幸せでした。普通に考えるとやっぱり蛍は梶原とくっ付くでしょうからねぇ；
ところで私は暗い過去があるという主人公設定はあまり好きではないのですが、例外があります。
この漫画の蛍のように、主人公が暗くなくて前向きでまっすぐな場合は好き。（ネタバレになるので詳細は伏せますが、蛍は過去に事件に関わってます）
彼女は、強くて正直者でかっこよくて…だけど人間的にできているわけじゃあない。
あ～あやっちゃった、って事態も沢山ある。
けど、蛍は自分が子供だってことを自覚していて、悪いことをした後はちゃんと反省ができるまっすぐな性格をしているんですよね。
人間味のある良い子主人公（良い子すぎるのはこれまたダメ）は、共感を持てつつ尊敬ができるので好きです。