スレイヤーズ!

2015年3月15日

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神坂一
富士見書房
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魔道士にして戦士の自称美少女リナ＝インバースは、たまたま見つけた山賊のアジトを襲いほんのちょっと財宝をいただいた…いつも通りのほんのささいなその出来事が切欠でリナは大事件にまきこまれてしまう。
痛快なユーモア・ファンタジーシリーズ開幕！
ものすごく今更ながら、続きを購入したので最初から再読。
ガウリイって最初は普通の特徴のない青年って感じだな。
いい人だけど、正直すぎてイラッとくることも言っちゃている辺りとか…いやでも天然っぽさははじめからあるか。
リナは、ただ盗賊から財宝を奪って倒しているだけなら強欲な人物ってイメージが強くなってしまうんだけど、魔王を復活させようって話を聞いてそれを阻止しようとするからなぁ。彼女が無茶苦茶で多少悪いことをやってても許せるのはそういうのがあるからかも。
強くて自信もあるけど、弱さも見せてくれるしね。
この話でガウリイと出会ってよかったと思う。
そういえばゼルガディスとレゾって同じような髪型だったよね。
血のつながりはあるって知ってたのに、それが理由なのかなと今になって思った；
光の剣を見た時のリナの反応が正直で可愛い。
一巻の時点でギガ・スレイブが出てきて魔王の一欠片倒しちゃってるのがすごい。
ゼルとはここで一旦お別れか、いつ再会するんだったかな。
アメリアとの出会いも楽しみ。
レゾ…自分の体の一部い魔王が封じられてるっていうのが想像すると嫌すぎる。
自分の考えとか力とか関係なしに重いものを背負わされて生きていかないといけない。
そういう意味では、彼が間際までその事実に気付かなかったことは良かったことなのかも。
真実を知っていたら彼が人を助けることもなかったかもしれないし。
彼の思惑が何だったにしろ、彼に救われた存在があるのは事実だし。