アトラスの魔道士 ―スレイヤーズ (2)

アトラスの魔道士 ―スレイヤーズ (2) (富士見ファンタジア文庫)
神坂 一
富士見書房
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アトラスに到着したリナとガウリイは、魔族と遭遇したことで受けるつもりのなかった用心棒のしごとを引き受ける。そうして二人は陰謀うずまく魔道士協会の大騒動に巻き込まれていく。
シリーズ第二作。

リナとガウリイはすでにいいコンビっぽいよな。
ちょこちょこ名前とかが出てくるリナの家族が気になる。
善悪はともかくリナの価値観は嫌いじゃないしね。
ガウリイはまともなことを言う時とぼけてる時のバランスがいい。
スレイヤーズが読みやすいのは彼がいいタイミングで緊張を緩ませてくれるかもあると思う。
失踪した評議長が行っていた研究がなんだったのかがはっきり思い出せずにもやもや。
屍肉呪法ぐろいな…覚えてなかったけど、スレイヤーズもこういうヤバいのあったんだっけ。
ロッドの生き様も嫌いではないな。
表面上の顔に騙されちゃいけないよな…とわかっているのに毎度単純なのでひっかかってしまう。
ハルシフォムのがいかにもなタリムより黒幕っぽいキャラだなとは感じてたけど;
タリムもデイミアもこんな目にまで合わす必要あったのかとハルシフォムには怒りを覚える。
あまり好きではなかったのに、最期のタリムさんは誠実でありのままの現実を受け入れつつ未来を案じていてほろっときてしまった。
ハルシフォムの目的は王道だけど、それだけにちょこっと同情しなくもない。
たくさんの犠牲の上に永遠の命を持ったルビアのホムンクルスがそれを喜ぶようならまた話は別だけど。

か行

Posted by tukitohondana

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