錬金術師も楽じゃない?
アルファポリス
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フリーターの花はある日乗っていた自転車ごと異世界へ。
犯人の神によって提供された描いたものが実体化するペンを使って生きていくことになったけれど、花は壊滅的に絵が下手で…
異世界トリップ好きなので購入。
ハナのような容姿のヒロインも好み。
このマジックいいなぁ。
絵が上手く描けなくても、名称書いてあれば本物出してくれて親切。
ポン太は、可愛くて癒される。
きのこを採ってきてくれるのも可愛くて仕方がない。
戦力面以外でも心強い味方だよね。
ナイフ投げた時に起きたことには吹き出した。
神様、何変なオプションつけてくれてるの…
アルが出てきて後の視点で世界を見ると今までの謎がとける構成か。
なるほど。
ポン太の正体とか出会った時の状況とか光った理由に納得。
リブレの街についた時の会話にも笑う。
花とポン太はどう見ても怪しいと思うので、おじさんがあまり深く突っ込んでこなくてよかったな。
ゆるいので安心して読めるファンタジー。
前半あまりに順調なので、後半何か悪いことがあるのではと不安になるぐらいだった。
リブレの街の人はいい人ばかりだったな。びっくりするレベル。
メインの男キャラと主従関係になったのもポイント高い。
ポン太とアルは物理攻撃も魔法攻撃もできるバランスタイプだし、戦力面でも恵まれている気がする。
花とポン太はお互い保護者という認識だったんだな。ポン太の思考が無駄にかっこよくて和む。
最後の方になって、ああこれはあのペンがハイスペックだから花が恵まれているようにみえるわけじゃないと気付いた。
彼女の考え方や人との接し方が幸せを引き寄せているんだ。
アルの正体が分かった後のアルとの会話でそう思った。
同じオプションを貰っていても、誰でもこんな前向きに生きていけるわけじゃない。
情けは人の為ならず。笑う門には福来たる。って感じ。
高橋くんも花とは仲良くできそうでよかった。
貴重な同郷者だし、険悪な関係になりたくないもんね。
人は何かに固執しなくて自由なら、どこでも生きていける。
持つものが幸せなわけではないという面を見ると結構深い話かもしれないなこれ。