恋のドレスと大いなる賭け―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー

2014年6月28日

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青木祐子
集英社
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仕立屋『薔薇色』に、名門オルソープ伯爵家の令嬢アディルのアフタヌーン・ドレスの注文が入った。
要望はただ一人のパートナーの目を釘付けにするドレスに仕立てて欲しいというものだった。
クリスはそれに応えようとするが、アディルの相手を知り……
シャーロックのこととなると可愛いクリス。
クリスを想っているのに表面上はいつも通り冷静なシャーロック。
どちらも読んでて微笑ましいけど、よく出てくる愛人というキーワードにはドキリとする。
どうしてもリンダ・パレスと結びついてしまうからな…
年の差カップルは好きなのだけど、イアン先生とパメラの関係はときめきというよりも癒やし。
イアンの場合は本当にパメラの過去がどんなものでも気にせず今を見てくれると思う。
いつかはこんな日が来るとは思っていたけれど、ドレスを依頼してきた相手が好きな人の婚約者かもというのは厳しいな。
シャーロックを遠ざけようとするクリスも、そんなクリスの様子に苛立つシャーロックjも読んでて切ない。
ただ、クリスに拒絶されてショックを受けているシャーロックの思考は萌えた。
これはによによしてしまう。
いつもと違うドレスをシャーロックのために着てみようとするクリスが可愛くてたまらない。
そして、そんなクリスを見たパメラもまた可愛いなぁ。
うーん、それだけにこの展開は…色々と不安要素が多すぎて恐い。