恋のドレスと運命の輪―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー

仕立屋“薔薇色”に謹慎中のシャーロックからクレマチスの花が届けられた。
クリスは彼を思いながらもその思いを告げられずにいた。
そんなある日、“薔薇色”にやってきたアメリカ人の機械工エラリーやフィアンセと共にドレスを作りながら旅をすることに。
それになんとシャーロックも同行することになって…

わけありや裏のあるお客様が多いのでラリーはなんか新鮮だな。
と思ってたら、サーシアの目が…やっぱり何かあるのか。
うーん、クリスは諦めているけど、シャーロックは良くも悪くもクリスとのことを前向きに考え始めている感じだな。
まだまだすれ違いそうな。
イアン先生とパメラの関係も落ち着いてて逆に進展しなさそうな感じかな。
この二人には幸せになってもらいたいんだけどね。
不安も一杯だけどシャーロックとクリスが一緒に旅行とはわくわくが止まらない。
気になっているサーシアの胸の内も明かされるだろうし。
事前のサーシアの話で知ってはいたけど、シャーロックが気の毒すぎて苦笑してしまった。
クリスが自分の車に乗ると思っていたから同行することにしたのにな…
ラリーが禁酒している理由が…
彼とクリスだけの時の会話を読むとラリーは思っていたような人物ではないっぽいな。
ちゃんと色々分かっているし感じている。
彼は彼で重いものを背負っている気がした。
サーシアはラリーを誤解してる。
ラリーはサーシアが思っている以上に彼女を見てるし、過去を完全に忘れたわけがないのに。
この二人ももどかしいし、サーシアが心配でした。
クリスと二人で話す機会に恵まれず不機嫌になってるシャーロックが可愛い。
うおおー、これは急展開…でもないか、だいぶひっぱってたし。
葛藤するシャーロックがたまらないです。
衝動にまかせてクリスに想いをぶつけないのがこれまた彼らしくていい。
サーシアのラリーへの想いは最後まで私も誤解してしまっていたな。
この二人の出会いのきっかけは悲しいものだったけれど、互いを光として歩む二人の未来が幸福なものであればいいな。
そして、キャサリンも光が見つけられますように。
クリスとシャーロックの方はなんか嫌な予感がするラストでした…

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