新人OL、つぶれかけの会社をまかされる

新人OL、つぶれかけの会社をまかされる (青春新書PLAYBOOKS)
佐藤義典
青春出版社
売り上げランキング: 60,663

入社してたの女性社員が、突然レストランの再建を命じられる。
2ヶ月の期限の中で店を再建することができるのか?
マーケティングを楽しく学べるビジネス・ライトノベル。

マーケティングは私たちの日常で起きているというのがまずなるほどというかすごく入りやすい。
そう考えるとマーケティングって面白そうだなと思った。
真子が素直で気持ちよく読める。
勝さんという頼もしい親戚がいるのはご都合主義だけど、済―ずに物語を進めつつマーケティングを解説させるには便利だよね。
登場人物も会話も王道だけど面白くていい。
私は企画者ではないけれど商品の販売には関わる仕事をやっているので、お客様の立場で考えるということがかけている気がひしひしとしてきました。
ネットショッピングが好きな私でもそうなので、お客様サイドで考えるって売り手になると難しいことなんだな…:
ニーズのくくり方は言われてみればなるほどだけど目から鱗でした。
ついつい年齢や性別でくくってしまいます。
競合相手についてもなるほど。
競合は同業他社なんだという固定概念がありました;
望ちゃんという新たに心強い仲間も加わって、物語の舞台はついにイタリアへ。
当たり前と言われればそうなのだけど、ここまでするのが強い想いがあるってことなのかもですね。
私にはないなぁ…
まだまだ頑張らなきゃいけないのはこれからなのに達成感もあり、あのプレゼンにはそれまで真子が学んできたことが詰め込まれていて感動してしまった。
大久保さんのフォローも素晴らしいな。
ただ、真子に任せてくれていただけじゃない。裏で色々と動いていてくれた上に真子にやる気も出させてくれる上司だったように思う。
清川さんとの和解のシーンもじわっときた。
これはこれで物語としては綺麗に終わっているけれど、ぜひ続きも読みたいな。

さ行

Posted by tukitohondana

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