デ・コスタ家の優雅な獣 3

2023年6月2日

デ・コスタ家の優雅な獣 3 (角川ビーンズ文庫)
喜多 みどり
角川書店(角川グループパブリッシング) (2013-01-31)
売り上げランキング: 436,317

裏社会を牛耳る「デ・コスタ家」の花嫁候補としてつれてこられたロザベラだったが、いまや彼女はファミリーの一員としてカジノ経営に奮闘していた。
そんな中、ダリオは市長選有力候補の息子誘拐事件の犯人んとして指名手配されてしまう。
ロザベラは行方をくらましたダリオを追うが……

ロザベラは大分エミリオに慣れてきたかな。
それがいい事かどうかは微妙だけど。
ダリオの行動はちょっと困りものか……でも物語的には彼みたいなタイプがいた方が面白くはなるよね。
おいおい、また登場して欲しいとは思っていたけど、お早い帰還だな……あの人物。
エミリオの心境の変化は楽しみ。
主人公をダークサイドに堕とそうとする系のキャラは好きなので。
段々ロージーと一緒にいるダリオが可愛く思えてくる。
ロージーの変化を恐れるノアと彼女の変化を望むエミリオ。
面白くなってきたな。
ロージーの成長とも言える変化は彼女がノアと出会ったため起きたとも言えるわけで、彼に協力しようという思いが招いた結果だからなぁ。
リカルドとのポーカーはドキドキ。
こういうシーンのイザベラはいい。
呆然とするエミリオを見れたのは嬉しいけど、状況は芳しくないな。
最初の方でロージーがかばった酔っぱらいがここにつながるわけか……なるほど。
アンドリューの憧れは分からなくもないけど、心配だなこれは。
本当に恐ろしい存在はノアかも。
彼にとって大事なものはエミリオやダリオより少なく限られていて、憎しみも抱いている。
最後の方のエミリオとロージーの会話よいな。
すぐにいつもの彼に戻ってしまったけど、エミリオのダリオへの感情は人間らしくていい。

inserted by FC2 system