女神の娘の恋歌 暁は伯爵、黄昏は魔王

女神の娘の恋歌 暁は伯爵、黄昏は魔王 (B’s‐LOG文庫)
響野 夏菜
エンターブレイン
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パラデール教の司祭・ミーナは、お目付け役の怪物・ギーを連れて、グメーラにやってきた。
そこは怪異の多いことで有名だったが、「魔王」伯と呼ばれるナリスフレイは噂とは違う穏やかな対応でミーナを迎える。
帰るわけにはいかない彼女は安堵するが、家令のファランドや村人たちの態度に違和感を覚え…

伯爵の訳ありっぽいところにまず興味を引かれました。
ギーも何か意味というかミーナのそばにいる理由がありそうだし、可愛くていい。
レイヴェンとのやり取りでミーナが思っていた以上にたくましいと知り、これからが楽しみに。
ナリスフレイが秘密にしていることは何なのか? 本当の彼の顔は?と気になることも多い。
ファランドもそうだけど、何かを隠されれば隠されるほど、真相が気になってしまう。
秘密を持っていたり悩んでいる男性というのは色気があるので設定は美味しい。
ただ、どちらかと言えば伯爵兄弟よりミーナに心惹かれる。
まだ、伯爵たちのことがよく分からないからかな。さっきと言ってることが矛盾している気もするけど。
雰囲気は兄弟どちらも結構好みなんだけど…
徐々に二人が背負っているものが見えてくると、厄介そうだよなぁと思った。
闇と向き合いながらこちら側にふみとどまり生きていく伯爵兄弟とその側で彼に使えるファランド。
こういう主従は好きだ。
やっぱりミーナはマライナなのか。
じゃないとラバトの説明がつかない気がするもんな。
ギーの設定美味しいです。
レイヴェンの決意によって彼の側を離れられなくなったミーナ。
今後を思うと不安はありますが、こういう関係もいい。
レイヴェン×ミーナが萌えますが、これからナイトフレイはどう動くのか、どちらも気になる。

は行

Posted by tukitohondana

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