クローバーの国のアリス―ホワイト・コーリング

クローバーの国のアリス~ホワイト・コーリング~ (一迅社文庫アイリス)
白川 紗奈
一迅社
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クローバーの国に引っ越したアリスは、帽子屋屋敷に滞在してメイドとして働いていた。
ハートの城の宰相・白兎のペーターは、森にあるドアの声に惑わされるアリスを心配して、城に来てずっと一緒にいてほしいとアリスを誘い続けている。
そんなある時、クローバーの塔での会合中、アリスはマフィア同士の抗争に巻き込まれてしまい…

萌えとは違うもののすごく気になっていたペーターメインの話をやっと読める。
あの歌も含めて彼はあのアリスへの愛情が切なくて好きです。
まず、漫画の男性キャラたちのかっこよさにときめきました。
アリスが彼に友人としての好意を持って、彼と過ごす時間に姉と過ごした午後を重ねるシーンはなんとも言えない気持ちに。
ピアスとペーターが顔を合わせた時の対称的な反応に萌えた。
ピアスが可愛くてペーターがかっこいい。
そういえば、ペーターはアリスが好きだということばかり目がいってしまって、彼をかっこいいと思う機会は少なかった気がする。
アリスを屋敷の住人だというブラッドがいい。
元々、家や仲間って好きな要素なので、アリスが滞在先に馴染んでそこの住人って感じになっているシーンが好き。
一見今までと同じなのにどこか違うエース…なんか萌えた。
時計塔がない時のエースもいいな。でも、少ししか出番なかった…
やっぱりこの小説のブラッドとアリスの関係いいなぁ。
上司と部下でもない、友達でも恋人でもないこういう微妙な関係たまらないです。
ペーターのブラッドとキャラが被っている発言には吹いた;
その後、まさかの二人の共闘が見れて読めるとは! 挿絵もかっこよかったし燃えました。
見返りを求めない好意をひたすらアリスに向けるペーターの姿は胸を締め付けられるものがある。
大人になったり子供になったりできるのってディーとダムだけじゃなかったのか…
なら素敵なおじさまになった役持ちたちが見てみたいかも。
ゴーランドの場合は若い姿でビバルディは幼い姿が見てみたい。
ディーとダムが素直で可愛い。アリスを心配したりお礼を言う彼らにちょっとときめいてしまった。
外泊を許可するブラッドもいいなぁ。保護者というか家族的ポジションの彼も美味しいです。
ペーターに対するセリフも王道だけどそこがいい。
努力を見せない偽悪家か…ブラッドのこういう優しさはぐっとくるな。
これ上下巻だったのか…あとがきで気づいた。

さ行

Posted by tukitohondana

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