真夜中のキス
写真家のガブリエルは、個展の成功を祝うために訪れたクラブからの帰途に恐ろしい事件に遭遇した。
複数の男たちが一人の人間に襲い掛かる光景を写真に撮った彼女は、それを証拠として警察に事件の説明を行うが誰も彼女のいうことを信じようとはしない。
そんな彼女の前に現れたのが唯一彼女の話を信じて守ってくれるというルカンという男性だった。
不可解で恐ろしい事件の真相は何だったのか？
何か隠し事をしている様子のルカンの正体は？
惹かれあいながらもすれ違う二人の恋の行方は？
吸血鬼同士の戦いと二人の恋愛を描いたヴァンパイアロマンス。
ミッドナイト・ブリードシリーズ第一弾。
ヴァンパイアモノということでついつい買ってしまいました。
サスペンス要素もあってなかなか面白かったです。
生まれ持った宿命とか血の欲望の問題があるからか、吸血鬼モノのロマンス小説は一目惚れが多い気がします；
これもそうでした。
でも、ガブリエルには感情移入し易く、ルカンの性格も好みだったので問題なかったです。
二人のすれ違いには苛々させられましたが、あれも丸く収まれば面白かったかなと思えます。
読みやすい小説だったので、今後の戦いの行方が気になります。