ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ

2023年6月2日

日本の商社マンだった岡島緑郎は南シナ海へ出張中に海賊まがいの運び屋“ラグーン商会”に誘拐される。
会社に見捨てられた彼は改造魚雷艇“ブラック・ラグーン号”の見習い水夫に転職し、仲間たちと共にアジアの海を駆け巡ることに…
血と硝煙の匂い漂う無法者の街ロアナプラを舞台に繰り広げられる冒険活劇のノベライズ版。
史上“最悪”な刺客どもがロアナプラに上陸する。
張の旦那が出てきた途端吹いた。
いや、出てくるのは知ってたからもしかしてとは思ってたけど、このタイミングで…
ラグーン商会、いきなり抜けすぎてるだろ…二次創作だと思えば美味しいけど。
ダッチとロックの忍者に関する会話が面白い。
うーん、やっぱり張さんのマイペースなところはクールでかっこいい。
彼とレヴィのコンビでも倒しそこねる敵が現れたというのはこの後が楽しみだ。
ニンジャも気になるしね!
実際笑えないぐらいの腕はありそうだし。
スタンも凄いけどファルコンが人間ばなれしてすげぇ…もっとギャグキャラなのかと思ってたのに。
いや、ここまでいくとむしろネタレベルなのか。
とにかく今回のラグーンはついてないというか、レヴィはあの男に目をつけられたのが運の尽きというか散々だな。
読んでる私は楽しいけど。
過去を脳内でさまよい続けている一人であるスタンサイドはシリアスで、バラライカたちのかつての姿が描かれている点で興味深かった。
一方ニンジャが…気になる。
桟橋での張とバラライカの会話いいな。
二人の考えの違いがいいし、どっちもそれぞれかっこいい。
この小説の張はラグーンに対してもそうだけど、ちょっと甘めだよな。
それも計算のうちだったとしてもさ。
バラライカたちはちょっと狂ってる感じがいい。
シャドーファルコンとロックのやり取りに爆笑した。
これは凄い面白い。
ベニーとレヴィがジェイクにやった仕返しがこれまた酷い。
何をやるつもりなのかと思ってたけど、知った瞬間吹いた。
ジェイクの最期を読んで、死に際はかっこよかったじゃないのと思ってたら、シャドーファルコンが…笑いすぎてお腹痛い。
ああもうこの男何度笑わせたら気が済むんだろうか。
本人が真面目にやってるのがまたなんとも言えない。
ちょっ…張さんがノリノリすぎてある意味ファルコンより面白かった。
この余裕、さすがというべきか。でも、爆笑。
スタニスラフの最期も好きだった。
ロックの活躍があまり読めなかったのは残念だけど、大好きな張さんが活躍していたし面白かったので満足です。
原作の世界観や雰囲気がよく出ていて、さすがという感じでした。
虚淵さんの小説読んだのは初めてだったのですが、ブラクラ以外も読みたいと思いました。

あ行

Posted by tukitohondana

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