戦う王女と迷える騎士 ~神とある国の物語~

平和なゴシュラム王国で生まれ育ったミーナ姫の夢は武術大会で優勝することだった。
ある時一人で盗賊退治をしているという仮面の黒騎士の噂を耳にしたミーナは、黒騎士を探して夜の街道へ向かうが盗賊に襲われ負傷してしまう。
そんな彼女を助けたのは、ウラルと名乗る神様。
神様に男性に姿を変えてもらい、黒騎士に弟子入りしたミーナだったが…

自由になりたいと思っている割には甘やかされてて贅沢な暮らしが当たり前に育ったんだろうなぁ…という主人公。
その自覚がなかったんだから仕方ないか。
この素直さはいい。
もうちょっと意思がはっきりしているタイプが好みだけど、たよりない分成長が楽しみでもあります。
黒騎士の目的や正体が分かってくると面白くなってきた。
ジュリアサイドの話も和んだりなるほどと思ったりしたけど、どうも全体的に物足りなかった。
ジュリアやクラウドも嫌いではないけれど、どちらかといえば男装したミーナと黒騎士サイドをもう少しじっくり読みたかった。
神様の親しみ安さや優しさが好き。
神様というより、もっとこう身近な存在が皆を見守ってる感じで。
武術大会前後の展開は燃えたし、エバンズも好きだし続きも気になるけど、全体的に物足りなかった。

か行

Posted by tukitohondana

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