首の姫と首なし騎士 追跡者たちの罠
シャーロット姫が次期国王候補と狙いを定めたのは叔父のウェルズだった。
インドア派のシャーロットも叔父の資質を見極めるため領地の視察を決行することになることになったのだが…
クローヴィスは一巻の時から興味がある人物だったので、彼の再登場には少し不安になりながらもわくわく。
不安は予想とは違う方向に向かいそう。
あの出来事でここまで変わるとは…彼にとっては信じていたものが崩壊したわけなのでよっぽどの衝撃を受けたんだろうなぁ。
でも、これなら今後の変化と活躍も期待できるかも！
一方、しばらく休んでいたコールさんも元気に復帰してくれてほっとしました。
アルベルトは二人っきりになるとほんのり甘い雰囲気が…互いに意識はしているみたいなのでどう進展するかも楽しみになってきます。
ネリーの言葉でショックを受けるロッティをなでるアルベルトに和みつつ萌えた。
ウェルズ叔父様、さすがだ。
彼のセリフを読んでいると、王になればいい王になりそうだけど絶対なろうとしないだろうなって思う。
今の領地を愛しているのが伝わってくるもんな…あのいい家族の生活もみだしたくないし複雑。
セシルの言動は今回もいいなぁ。
自分の立場を変える気はないけれど、ロッティを己と重ねて意識しほんの少しだけ家に逆らう。
彼のこのロッティへのこだわりや言動の曖昧さはある意味人間らしいと思う。そこが好き。
ガイのあいつを殺すなよは胸に響いた。
ガイとアルベルトの繋がり云々というだけでなくロッティもまたそれを望むなら、彼女が王になれるぐらい成長する必要があると思うので余計に。
皮肉にも今回の事件でタウンゼント領の守りを強化できそうなのがなんとも。
うおお…このエピローグは燃える！
クローヴィスが心配だけど、応援したい。