赤き騎士と黒の魔術師

あらゆる不気味な噂が飛び交い誰からも恐れられる黒の魔術師・ユハ。
力を持つ魔術師は国の宝として警護する騎士がつく。
しかし、ユハを警護する騎士はユハの恐ろしさ故に三日と任期がもたなかった。
次に派遣されたのは女騎士・ビビアナ。
彼女は腕は立つが教官殺しの異名を持つ士官学校の問題児でもあった…

変わり者同士という組み合わせが好きなので読んでみようと思いました。
予想通り二人の変人っぷりが面白い。
コウモリの骨をビビアナが粉砕するシーンではついに声を出して笑ってしまいました。
馬鹿力な所とか自分に好意を持っていたであろう人物の言葉を嫌がらせと勘違いしている所とか、まっすぐで純粋だけどどこかずれている所とかビビアナが可愛くて面白い。
勘違いやすれ違うも好きなのでそこもツボでした。
ユハに対して周囲が勘違いして怖がっているけど実は…って所もいい。
重い過去とかそれぞれ抱えるコンプレックスを書きつつ基本はコメディでそのバランスもいいです。
ただ、キャラが萌え一歩手前の好き止まりだったので、私としては少し惜しい作品でした。
糖度もこれぐらいのが好きなので余計に。

ま行

Posted by tukitohondana

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