銀のパルティータ―花婿は王国をまどわす

ディオシエラ国内で起こった天災被害の対応に追われていたローダリアは、ウェルバ王国神獣エスカにさらわれてしまった。
エスカは誠実そうな青年だったが、なぜかローダリアがディオシエラに戻ることを妨害してくる。
ローダリアが逃げ出した先で出会ったのは、なんとここ数年間の記憶を失ったフェルナンだった。
皇太后ローダリアをめぐり、神と人間の争奪戦が始まるロイヤル・ラブ・ファンタジー第三弾。
いきなり重要な情報が出たな。
エスカは結構好みかも。
ローダリアをつれさり閉じ込めながらも気遣う様子の彼には萌えた。
フェルナンサイドの展開は王道だけど予想外だった…
そして、数年前との差が凄い。
このギャップとあの性格になったのがローダリアのためだと思うと萌えてきた。
駄目だ、フェルナンの台詞は笑ってしまう。
現在の彼との差がありすぎて…
強くなっていくローダリアの力。
彼がかつて封印されるに至った経緯の詳細が知りたいな。
エスカはどこかフェルナンに似てる。
記憶を失う前も後も。
二人が戦う時のフェルナンの言葉を読んで、この記憶喪失も両者の出会いも意味があったなと思った。
エスカは神獣の中ではあまり癖のない性格だな。
ドラードを友として愛情を持ったり、過去を悔いたりしているし。
ローダリアを守ろうとしているのも伝わってきて切ない。
彼がローダリアにそばにいてほしいと願うシーンは萌えた。
でもなあ、エスカ薄幸そうだから心配だ。
ドラードとエスカの会話にはによによしてしまった。(腐的な意味ではなく)
エスカは宮に戻ってから大変だろうな。色々な意味で。
緊張した空気がドラードとフェルナンのやり取りで霧散した。
ローダリアの先祖の話がまさか神獣が生まれる辺りの話まで飛ぶとはな。
女神がどうとか言ってた時点で飛んでもおかしくないか;
神獣の正体はちょっと意外だったかも。
トートの正体もあっけなく明かされたな。
すっきりする反面、もうちょっとひっぱってもよかったような気がする。(最終巻まで引っ張る部分もあるけど)
気になっていたローダリアの歌声についてもあれが答えなんだろうな。納得した。
フェルナンの記憶はやっぱりそうなるか。
でもあれだな。
快感という言葉をきいて、フェルナンって堅苦しいというかやっぱり何かちょっと変だと思う。
吹き出しそうになったわ;
ラストは切なかった。次回で完結らしいので結末が凄く気になる。
それにしても作者さんは悲劇的なのが好きなのかな?
真相は分からないけど、OKがでなかったローダリアの結末も知りたい。

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