ダウン・ツ・ヘヴン-Down to Heaven


読み始めた時、スカイ・クロラの頃と別人みたいだなと思った。特に草薙水素と笹倉。
時系列としてはこっちが咲みたいだから、読んだ印象だけで元からこんな感じだったんだろうけど。
笹倉が、バラの花束を持ってお見舞いに行くのなんて想像できなかった。

水素から受ける印象は前巻と変わらず、スカイ・クロラで函南に感じていたものに近い。
甲斐の話を読んでると、あちらの世界は基本的にはこちらと同じ感じなんだなと思った。戦争が競技になってたりキルドレが特殊なだけで。

なぜか水素は憧れのあの人と一騎打ちすることになる。
憧れてたんだから戦えるのは光栄ってのは分かるけど、普通は好きな人と自分どちらか死ぬ状況は嫌だろうから水素の様子は異様なんだろうな…
でも、普段からパイロットたちにとってはいや少なくとも水素にとっては敵パイロットたちも尊敬する存在みたいだから彼女にとっては日常なのかも。
私としては整備に笹倉が来てくれたのが嬉しかった。呼んでくれた甲斐にも感謝した。

戦闘中読んでて楽しかっただけに空砲で怒った水素が気の毒だった。
どちらにも死んで欲しくは無い。けれど、勝負がしたい水素の邪魔もしたくはない。

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