火狩りの王 〈二〉影ノ火


灯子が探す火狩りの身内が煌四と緋名子とは会えそうで会えないな。綺羅と出会った時に事情を話していればあの二人に会えたかもしれないのが惜しい。でも、今煌四たち危ないことしてるから果たして関わっていいものか。それこそ利用されるだけでは。そのまま首都にいても危険なので状況把握するために仲間になった方がいいのでは…とぐるぐる考えてしまう。

煌四と灯子が無事会えたことで亡くなった煌四の父親への誤解が溶けてよかった。死は悲しいものだけど、自分たちや火狩りの仕事や首都を捨ててどこかに行ったと思われてるよりいい。

木と混じった人々や火を使うと燃えてしまう人々は必要のない人々で作ったのが人という事実が残酷。まだ、神族が完全に人でなければ印象変わるんだけど。そういう残酷さ好きだけども。

かなたとの別れは一時的だけど悲しかった。狩り犬以外は首都では処分されると知ってショック。でも、あの世界では動物を家族や愛玩目的で飼うのは無理なんだろうな。人が生きていくだけで過酷すぎて。

ついに邂逅した神族。守りたいもののため戦う決意をした灯子、捨てられた蜘蛛のクン、火狩りの明楽は揺るる火を狩れるのか。煌四の雷火と緋名子が実験で得た力は果たして蜘蛛や神族に通用するのか。気になりつつ三巻へ。

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Posted by tukitohondana

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