聖鐘の乙女 太陽の王冠と天空の調べ


今までアティーシャの父親がフィスハの願いに関係してるのと聖楽学院に男しか入れないからてっきりフィスハの願いを初めとした力ある歌は男性しか歌えないのかと思ってた。
ここ来て、なぜ女子は聖楽楽員に入れないのか?聖鐘の使徒とは何だったのか?が学院長によって語られてすっきり。
めちゃくちゃ好みの世界観設定だった。これだけでも読んでよかった理由になる。

アスラムを体内に入れることの意味も後でアティーシャは知るけど、あのスパイス声どころか遺伝子を変容させるのか怖っ。
エルシオン王子はやっぱりサリアン王子のライバルとしては役不足だったね。こちらは思いのほかあっさり方が着いて良かった。

植物が異常繁殖し国が滅びゆく中で最後に勝利したのはネイトの愛だったかぁ。蔓延った植物たちの最後も美しくて素敵だった。
ネイトが選んだ道は振り返って見ると意外。でも、アティーシャの中にあれがまだ残ってるなら仕方ないかな…シャディスの二の舞も国がまた危機に陥るのも避けたいもんね。

inserted by FC2 system