小説 PSYCHO-PASS サイコパス (上)


アニメのノベライズ。
懐かしい~。

この世界のホログラム技術、家の内装とか服とか便利そうだなと思う。
あとカロリー計算して食事用意してくれるのも。普通の料理はある種の嗜好品になっちゃうのかなと思うと残念ではあるけど;

今更ながら振り返ってると最初の現場で仲間と揉めたり、人生に迷ったりしてるのに濁らない朱凄いな。
5歳でサイコ=パス検診に弾かれた縢の方がまだ理解出来る。
執行官になっても朱にまっすぐな言葉を掛けられる狡噛さんやアドバイスする征陸さんも凄いか。

シビュラシステムとかドミネーターとかサイコ=パスとかの設定は近未来モノSFなんだけど、公安の刑事たちが主人公ということで刑事モノらしい部分もあってそこも好き。
他人のアバターを乗っ取ってた殺人犯の捜査はワクワクした。

そうそう、最初は朱に突っかかってた縢と一緒に飲むようにまでなるんだよね。縢が実は料理するタイプだったという意外なエピソード。
会話内容からすると、この世界では犯罪係数高いというかサイコ=パスが濁っている人の方が本物の料理やお酒を楽しんでそうではある。

暗躍してるというか色相濁った人々を悪の道に誘惑してる感じの槙島、好みの敵だったんだよね。
槙朱が好きだった。因縁あるのは狡噛さんとの方なんだけど。

めちゃくちゃ皮肉だと思うんだけど、罪悪感とか興奮を覚えなければ色相濁らないから犯罪者でもドミネーター反応しないんだよな。
シビュラシステムと生きてきた人間にとって槙島みたいな存在との遭遇はショッキングだと思う。
どんな状況でも色相が濁らず犯罪係数も上がらないという。

その点、幼くして潜在犯になった縢は対象的でむしろこちらの方が人間らしい気もする。
縢視点の狡噛さんとの出会いが酷くもなんか楽しそうで良かった分、あ~この人死ぬんだよなorzという複雑な気持ちになってしまった。

分かっていても友人を目の前で殺された朱が心配なので下巻すぐ読もう。

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Posted by tukitohondana

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