黄昏に生まれたから

リンダ ハワード
ソニーマガジンズ
発売日:2002-01

画家のスウィーニーはニューヨークで孤独は暮らしを営んでいた。
彼女は自分がひとりの野生的な魅力にあふれた大富豪に惹かれていることを突然意識し始める。
ある日、彼女は眠りながら一枚の絵を描く。
それは彼女の知る人物の死体の絵だった…
この作家さんの書くヒロインは皆気が強いのかな?
自分の意見を持ってて頑固な女性が多い気がする。(まだ読み出して三冊目だけど)
最初は相手との恋愛にはあまり乗り気でない所も含めてヒロインの性格は好み。
ロマンス小説としてよりはヒロインの能力とサスペンス部分に惹かれて読み進めました。
リチャードは魅力的でなくはないけど、すでに両思いなので、離婚の件が早く片付きますようにぐらいしか応援する事ないですし;
スウィーニーが自分の中の異変と症状をリチャードに告げてからのリチャードの態度がいい。
すごくスウィーニーの事が好きで惹かれているって伝わってくるのに、理性的で(それでいて情熱的で)スウィーニーをすっごく大切にしてるのがポイント高い。
サスペンス部分、犯人の一人は仄めかした時点ですぐに分かったけど、共犯に気づくのは遅かった。
登場人物が少ないから容疑者も少ないけど、誰でもあり得そうなドロドロ状態だったしなぁ;
周囲がドロドロしてる分、ヒーローとヒロインの一途さが際立ってて良かったと思う。

は行

Posted by tukitohondana

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