ヒトを勝手に参謀にするんじゃない、この覇王。～ゲーム世界に放り込まれたオタクの苦労～
この懐かしい感じは古き良きオンライン小説の異世界トリップモノ。主人公のノリも始まり方も王道！（王道好き）甘さは控えめだけど状況とかアーダルベルトとの関わり方からして主人公ヒロインだよな。傍から見たら仲良しに見えるだろうし。5年後に国が滅ぶ可能性がある点を除けばほのぼのしてて、主人公の脳内のテンションが高いことを気にしなければ読みやすい。こういえ巻き込まれ型の主人公好き。
近衛兵ライナー視点、特に意外な内容はなかったけどとても和むしライナーの人柄が出てて良かった。
キャラ単体だと宰相のユリウスが好みだな。知的でちょっと怖いナイスミドルのエルフ。
主人公の嫌いなアーダルベルトの弟の登場で彼女自身も動き出し、勘違いする人が…水害で滅びる予定の村を救った時もそうだけど勘違い要素出てきて嬉しい。
新年会の衣装や演出はめちゃくちゃ萌えた。いいな。男装でお揃い衣装なことといいと王と召喚者が対等な関係だということを示す演出なのが好みだった。
女官長ツェツィーリア視点がこれまた最高。他者からアーダルベルトと主人公がどう見えていたかが共感しまくりだった。
番外編読んでると、ゲームプレイしてるとユリウスさん仲間にしたくてたまらなかっただろうなぁと再確認してしまった。いるよね、目立ってて魅力あるのに仲間にならないキャラ。ユリウスさんは見た目も中身も好みっぽいしゲーム的には強いなら仲間にしたくなる。