Tomorrow〈Stage3〉―爆破へのカウントダウン

2023年6月2日

ジョン マーズデン,菅 靖彦
ポプラ社
発売日:2007-04

仲間を失いふさぎこむエリーたちだったが、「活動を再開しよう」という言葉をきっかけに新たな作戦を実行に移すべく旅を始めた。
目的は敵の最重要基地であるコブラー湾に攻撃を仕掛けること。
仲間の救出するための頭脳作戦、爆弾製造、コンテナ船への侵入と爆破、ニュージーランド軍との交信。
新たな行動を開始した6人の高校生たちは、少しずつ「テロリスト」へと変貌を遂げていく。
 

良くも悪くも変化の見られる巻でした。
今もまだ苦しんだり悩んだり抵抗は感じているのですが、死に慣れてきた空気が伝わってきます。
いや、慣れてはいないかな。
ただ悲しいことに死や殺人が非日常のものではなくなってきています。

今回は今までよりハードな作戦をエリーたちが実行。
ピンチの連続で本当に手に汗握る展開でした。
爆破の規模も大きく、敵からすれば悲惨で残酷なものでしたが、エリーたちの状況をずっと見てきた私としては胸のすかっとする結果でした。
そのため、後半の内容は憂鬱でしたが…

3巻でこれだけ盛り上がるシーンがあったので、これからどうなるのかますます気になります。
これで、まだ半分も来てないとはびっくり。

最後にまた一人仲間が…クリスの時とはまた違った衝撃を受けました。
最近は特に好きになっていただけに余計に。
エリーの目の前でそうなったのも大きな理由かもしれません。

ま行

Posted by tukitohondana

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