惑いの空の凶天使(ハーフ・ウイング)―ザ・サード

野営中の火乃香のもとに、蒼い殺戮者が訪れる。
彼はなぜか少女の姿をしたアンドロイドを抱えており、火乃香に少女を助けて欲しいと頼みに来たのだった。

オーパーツの少女を中心に物語が展開します。
注目すべきは蒼い殺戮者の精神面の変化でしょうか。
彼と少女しずくの会話は微笑ましくて、彼の今後にも期待せざるを得ません。
浄眼機に続いて蒼い殺戮者も随分と影響受けてますね。
火乃香と彼らのやり取りがこれからも楽しみです。
後は前回から登場しているクエスの正体も気になるところ。
≪再読≫
常任議員以外のザ・サードが目立つ機会が今までなかったので、その点でも興味深い巻でした。
BBとしずくの出会いとBBの感情のゆらぎは微笑ましく萌えずにはいられない。
またBBがしずくを助けるために火乃香を頼ったというのが嬉しくちょっと感動。
過去には消せないあの出来事があるけれど、それでもこれからも二人に生きていて欲しいから…友好的な関係でいてほしいと思うのです。
メイリンが好きになるというか、彼女が皆に好かれ敬愛されるのが分かる話でもあった。
火乃香が戦闘中にメイリンのことを思い出して冷静になるというシーンが好き。
その後の火乃香のパイフウとの会話や浄眼機との会話も。
もうこの二人、火乃香のこと好き過ぎるよね。
すごい惹かれているだけでなく信頼もしてるし。
あらためて思ったんだけど、火乃香と“火乃香のことが好き”な皆が好きです。
浄眼機とボギーが似ているというのに、なるほどと思いました。
私がこの二人好きなわけだよ。
そういえばクールでジョークを理解しそうもないのに、この二人はユーモアがあるしな。
そこも好き。
ラストの火乃香とボギーの会話に和みました。

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