恋のドレスと秘密の鏡―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー

2015年1月10日

恋のドレスと秘密の鏡―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫)

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青木 祐子
集英社
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公爵令嬢コーネリアのドレスが作ることになったクリス。
コーネリアは父の愛人の娘である異母妹アップルに複雑な思いを抱いていて、自分に好意を寄せる子爵の子息ビアードを妹に近づけるが…
彼女の仕掛けた恋のゲームがクリスにもたらしたものとは？
くっついてしまった男女にあまり興味はないのだけれど、クリスとシャーロックはまだハッピーエンドが見えないので気になる。
今回のドレスを作るのはコーネリアはまた一波乱ありそうだな…アップルと再開できたのはいいけども。
パメラってば知っていたけど漢前だわ。
仕方ないう思いもあるとはいえ、シャーロックのはっきりしない態度はクリスを傷つける。
コーネリアとかに面倒な誤解（誤解でないならなお悪いけど）も生んでるし、軽く見るならクリスに近づかないでほしいと思うよね友人なら。
ほんのり暗いムードでもフリルは癒やし。
彼女の社交界デビューは楽しみだな。
パーティの時のフリルの言葉には萌えた。
可愛ぇえ…
今回はクリスが作ったドレスが危険なような…心配だ。
コーネリアとビアード、どちらも家にとらわれて悩む恋人同士か。
そう考えると嫌えないんだよなぁ。
クリスとシャーロックほどの障害もないことだし、応援したくなってきた。
周りが嘘ばかりだからアップルの素直さが際立つ。
彼女はいろいろなことに気づくけど自分を偽らないところが素敵だなと思う。
母親の望む通りに・・・そういう意味でも鏡なのかな。
この話でますます闇のドレスを作っていたのが誰か浮かび上がってきたような。
あきさんのあとがきは今回も微笑ましいいいイアン先生が可愛くて笑ってしまいました。