カントリー・ハウスは恋のドレスで―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー

とある公爵のカントリー・ハウスに住み込みでドレスを仕立てることになったクリス。
作るのは公爵の愛娘アップルのドレスだけれど、彼女は着飾ることを嫌い、採寸を拒む。
父公爵の愛を信じ切れないアップルの心を開こうとするクリスだが…彼女の亡き母親には秘密があり、そこには闇のドレスも関係していて…

リル大活躍だな。
交換条件を出すところも、この娘がやると可愛すぎる。
挿絵のリルも可愛かった!
シャーロックと会ってからのクリスが可愛すぎてたまらん。
クリスがピンクのドレスを着るのを想像しただけでドキドキするな。
それを知ったシャーロックの反応は面白かったけど、ちょっと気持ち分かるわぁ。
ベイビー・ローズを来たクリスはいつもと違った魅力があったし、シャーロックにも見せてあげたい。
最初はアップルの母のメイドでもあったというメアリが怪しくて、後々ノーマークだったケインが怪しく思えてきた。
モアティエ公爵はラヴィニアを愛していたから、彼女と仲が良かった農場主が許せなかったのかな。
今もその息子を嫌っているのはそのためか、それともアップルが自分の子供ではないと疑っていて、それでもラヴィニアの罪滅ぼしのためにアップルを幸せにしたいと思っていてそのためにも周囲に真実を知られるとまずい…とか?
色々アップルと一緒に邪推しちゃったけど、一部分だけあたってたぐらいだな。
クリスがラヴィニアについてドレスから知った事をモアティエ公爵に語るシーンが好き。
ドレスには物語がある。
今読んでいるアップルの話もそうなんだよね。
あらためて、これから出会うドレスとクリスたちの物語が楽しみにになった。

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