シエスタ―すすき野原の夢物語
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両親が海外旅行に旅立った日の朝、鈴原理緒は祖父の形見の指輪を左手の薬指にはめ抜けなくなってしまう。
その日を境に理緒の周りで不思議なことが起こりだして…
家を出ていた涼兄の帰宅、突然の居眠り病と白昼夢、夢の世界で出会う現実の世界にいる男性たちとそっくりな人々。
そして、夢の中の世界では現実の世界では決して結ばれることのない涼兄に似た人物も他人として存在していた。
夢と現実の狭間で揺れる理緒の心の行方は？
ゲームはプレイしてもう10年ぐらい経ちます。懐かしい。
あの頃はちょうど義兄や眼鏡キャラに弱い頃でした。今でも好きですがあの頃は特別。
なので涼兄と草薙先輩が好きでした。
涼兄メインでノベライズ化するとは思ってなかったので、嬉しかった覚えが。
夢の中は登場人物は同じだけど、世界観や立場が違うので二つの物語を楽しめるのも面白い。
指輪やキャラの設定は王道少女漫画っぽくていいです。
小早川や草薙先輩の出番も多めで、涼兄ルートじゃなければこの二人のどちらかとくっついても違和感ないエピソードはちらほらあるな。
それにしてもちょこちょこ出てくるジョリーが可愛い。
毎朝起こしに来るところとか、夢の内容にふるえる理緒を首をかしげながら見ているシーンとかたまらない。
小早川と見た夢の事を話し合うシーン読んで、彼への好感度が上がりました。
萌えはしないんだけど、こういう幼馴染いい！
涼兄の想いを押し殺している感じがたまらないな。
落ち着いた態度で優しく妹を見守っているのは兄としても美味しい。
夢で見てたもう一つの世界ってこんな重めの展開だったのか…ここはあまり覚えてなかった。
またプレイしてみたいな、これは。
やっと涼兄が想いを伝えるシーンはじーんときました。
涼兄がサーシャとしても生きていたというのは、自分の身に置き換えてみるとぞっとする。
寝ている時も休めないじゃないか…ただでさえ涼兄は苦しみながら生きてきたのに。
涼兄のように何かを背負って生きてなくても遠慮したい。
ちょこっと出てきただけだけど、二人の母親いいな。二人の涼への愛情が特に。
どちらの世界もハッピーエンドでほっとしつつ、他のルートだとどんな結末だったのかなと気になってます。
今のPCでもプレイできそうならやってみようかな。