首の姫と首なし騎士 英雄たちの祝宴

2023年6月2日

豊穣祭の季節が訪れ、フォルモント国の末姫シャーロットは、次期国王候補を探すため初めて祝賀会に出ることになった。
そのため世話役のリオンから、姫として恥ずかしくない教育を叩きこまれる。
やっと迎えた祝祭の日だったが、領主たちの政治の場である宴が無事に終わるはずもなく…
騎士アルベルト・ホースマンの過去を知る男も登場する王宮ミステリ第3弾。

このシリーズの場合、どちらかといえばミステリよりサスペンスなような…
それは置いておいて、ダンスが苦手なキャラはよく見かけるけど、相手の足を骨折させるまでのは珍しいな;
でも、こういうことがあってもおかしくないよね。
リオンの褒め言葉がいいな。
ちゃんとロッティの努力を認めてくれているって感じがして。
ロッティは応援したくなるタイプだしもっと胸を張っていいと思ったので、どちらかというとリオン側に共感してしまった。
誠実で根気強くて見るべきところはちゃんと見ているリオンは萌えというより人間的に好き。いい教育係だよね。
無意識にぽんっとロッティの頭に手を置くアルベルトがなんか可愛い。
アルベルトとロッティの礼服姿はいい。
すごく絵になるだろうなっていうのはもちろん意味深というか、こう二人の結びつきや特別な主従っていうのがよく表されてる気がして燃える。
アルベルトのお嬢さん呼びが好きだけど、ロッティっていうのもギャップがあっていいかも。
ガイが突っ込んでいて改めてそう思った。
ロッティを助けるためダンスに誘うシーンが好き。
甘い恋ではなく少しずつだけど確実に近づいている二人の関係に萌えるなぁ。
ロッティと叔父の間にあったわだかまりのようなものも自然と変化していく感じで好ましいものでした。
ウェルズ叔父様との別れはじわっときました。この叔父様もまた出番があるといいなぁ。
ガイの性格が好きなので今後の活躍に期待。
セシルの出番が意外と多くて嬉しいです。
彼が自分と同じところまでロッティを堕とそうかと考えたのに萌えた。これからが楽しみ。
最後の方、彼のロッティに対する歪んだ感情がたまらなくなってきました。
彼に変化が訪れるのを期待しつつ見守りたいです。
今回は色々な人物に動きがあった巻かなと。ロッティの胸の内もそうですし。
これからが楽しみなことが多すぎて次巻を読むのが本当に楽しみです。

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