ハートの国のアリス~ローズ・ティーパーティ~

ハートの国へ引きずり込まれたアリスは元の世界へ戻るためのゲームに参加させらてながらハートの城に滞在していた。
連れてきた張本人である宰相・ペーターとハートの城の騎士・エースの銃撃戦から逃れ、彼女は真夜中の森に迷い込んでしまう。
そんなアリスの目の前に現れたのは帽子屋ファミリー。
ファミリーのボスであるブラッドによって屋敷に連れ去られてしまうアリスだったが…

ゲームとは違う出会いと強引に滞在先を変えようとするというのが新鮮かつ帽子屋ファミリーらしくていい。(やりそうなキャラは他勢力にもいますが)
三人称なせいかな…いやそれだけじゃないと思うけど、アリスの性格が良くも悪くも原作よりだいぶ素直そう。
アリス不在時のエースとペーターの会話がなんか好き。
本人がいない場所で影響を与えた物事というのを見るのが好きなので。
ブラッドがアリスの元家庭教師に似ていることについて二人が話すシーンは毎度萌える。
結構間を端折っているから、原作か他のハトアリ小説でブラッドルートを知っている人向けかも。
ブラッドとの恋愛ははっきりしない危うい関係から甘い関係に変化していくのが凄くツボです。
おお!これバラ園ルートなのか!
オリジナルも入っているけどバラ園ルートは先日プレイしてみてときめいたので小説でも読めて嬉しい。
バラ園ルート要素もある城滞在時ブラッドルートってとこかな。
ブラッドとビバルディの関係を勘違いして苦しむアリスとブラッドの執着心、ペーターとエースがアリスを好きで彼女を大切に思っているというのが伝わってきて素敵でした。
イラストと漫画も可愛い。最後の赤いバラはよかったな。

た行

Posted by tukitohondana

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