封印再度 WHO INSIDE Ｓ＆Ｍシリーズ
プロポーズまでしといてまだ付き合ってない萌絵と犀川先生だけど、周囲に結婚するの？したら？的なこと言われてるのちょっと面白い。
それだけ傍から見ても仲良さそうってことなんだろうけど。
どの学生が欠席しようが気にしない先生が萌絵が自分の講義に出てないと気にしてたのはもう呆れるしかない。それが自分らしくないと気づいてないのも。
私的には萌絵の希望通りに犀川先生の共同研究者となった後に結婚して欲しい。…と思ってたんだけど、この話で法律上は夫婦になったのか。なんか変な感じだな。
今回は箱と壺の謎も興味あるけど、どうしても犀川先生と萌絵が面白すぎる。
50年近く前の未解決事件が絡んでる上にまた謎の多い状況で人が亡くなろうとしてる時に、この二人は約束の時間に遅刻したことで揉めてるという…どんな世界観でも有り得るんだけど、ののギャップがなんか笑えてしまう。
確かに今回の謎は気になるけど、萌絵の行動がギリギリすぎてハラハラする。
捜査資料をこっそり見せてもらったり、刑事の振りして事件現場見に行ったり；
蔵の中にあったものであの箱と壺のトリックは思い出した。
被害者のお孫さんの祐介君発言についても。いるけどもういない。
犯人は覚えてないけど月岡さんと綾緒さんが気にかかった。
萌絵が倒れたのは心配したけど、諏訪野さんGJ。
嘘は言ってないもんね。
睦子さんも頼もしいな。
犀川先生が事件の謎を解いたので話を聞くのを楽しみにしつつも、西之園一族の会話が面白かった。
自殺の理由が崇高すぎて分かるような分からないような。でも、犀川先生の綺麗な夕日を見て死にたいと思うって表現はなんか分かる。
美しいとビューティフルは違う意味なんじゃないかというのも。
夫人が最期に夫が残した絵を焼いた感情、最期に夫人の絵を描き自殺を仄めかした夫の愛情もどちらも狂気だけど互いに執着があったというのは伝わってくる。
パソコンの説明の話題になる度、ああこれも昔の小説なんだよなと思う。
電話が面倒な人にとってメールは便利だよね。今はLINEもあるから、電話の面倒さはわかる人この頃より増えてるだろうなぁ。
国枝先生のごちそうさまの意味とその後の萌絵との会話には笑ってしまった。
萌絵と犀川先生はこれでいいと思うわ。