空の境界(中)
式が目覚めた時と橙子との出会いの話がここで出てくるのか。気になっていたのでありがたい。
会話読んでると巴が式に惹かれたのは無理もないと思う。仲良くなるの難しそうなんだけど、言うことがミステリアスでありながら心地いいんだよね。
幹也が不在だったの免許取るためだったのか…式がすねてたからてっきりもっと凄い理由なのかと思ってた；
鮮花が説明してくれた魔術と魔法の違い、めっちゃ分かりやすいな。
芯の太いシャープペンシルが登場した時点でロケットペンシルは必要なくなったのではという気もするな…可愛かったし面白い作りだったのではと思うけど、コスパはイマイチだった気がするし。
あるがままを認めてくれて同情はしない。けれど情はある。
幹也が好かれるの分かる。これ普通っていうよりか人の一つの理想の思考してる人間じゃないだろうか。
そんな人間でも喧嘩別れしてしまうという辺りもとっても人間臭い。そこもいい。
橙子さんについてはやばい存在だとぼんやり知ってたけど思っていた以上の危険人物だったな。身内にいると心強いけど。
ラストがほっと一息つけるような空気があって好き。
巴の本当にありそうな生を、同情的でもなく綺麗事だけでなく、批判的でもなく、これまたあるがまま書いている印象を受け取って好印象だった。