Twelve Y.O.

福井 晴敏
講談社
発売日:1998-09

自衛官募集員の平貫太郎は人生の意義を見失い、ただ日々を過ごしていた。
しかし、命の恩人・東馬修一に偶然再会したことから、想像もつかない日本の地下組織の闇にのみ込まれていく…
最強のコンピュータ・ウイルス「アポトーシスII」、謎の兵器「ウルマ」、米国防総省相手にたった一人で脅迫劇を仕掛ける電子テロリスト「トゥエルブ」とは何者で最終目的は何なのか?
設定もストーリーも面白い。
でも読み辛くて話に入り込むのに時間がかかりました。
亡国のイージスの時もそうでした;
日本にこんな裏の組織があると頼もしいなと思う一方で登場人物の設定や繋がりに惹かれます。
特に理沙と東馬さんの関係が好き。
悲惨で絶望的な展開とその合間に入る小さな幸せを感じる瞬間。
そのバランスも好きです。
メインに平さんタイプの人間を持ってきているのもいいですよね。
彼は経験を考えると一般人ではないかもしれませんが共感し易く応援したくなる人物でした。

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Posted by tukitohondana

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