涼宮ハルヒの憂鬱

2023年6月2日

「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
高校入学後の自己紹介でぶっ飛んだ挨拶をした少女・涼宮ハルヒ。
そんなSF小説じゃあるまいし…
そう俺(キョン)は思ったけれど、ハルヒは真剣だった。
気付いた時には俺の日常はすでに超常になっていた…
実はアニメの方を中途半端に見たまま止まっていたりする;
できれば小説を読み終えてから続きを観たいところ。
アニメのキョンのインパクトが強いせいか、小説を読んでいても杉田さんの声でキョンの一人称が脳内再生される。
強引で無茶苦茶なハルヒとやる気がなく彼女に振り回されているキョンという構図が好き。(萌え的には古泉が一番好きだけども)
異常な出来事が次々と起きているのに、キョンは脳内で突っ込みつつもマイペースを保っているように見える。
そんなキョンの一人称が最高。面白い。
ハルヒの詰まらない日常を壊して面白い物事に出会いたいという気持ちも分かるし、逆にそんなハルヒに振り回されるキョンの語りの内容にも頷ける。
キャラの心情に同調できることは作品に入り込むにあったって大事だと思うので、そこがまず良かったのかも。
真面目に設定や世界観について考えるのもありだけど、肩の力を抜いて雰囲気で楽しんで問題ない辺りも良い。

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