銀の瞳に恋をして

NYの大手出版社で働く編集者のケイトは、ある日上司から難題を命じられる。
それは、人嫌いで電話番号すら教えてくれようとしない人気作家ルークをファンイベントに引っぱりだすこと。
自宅へ押し掛けたケイトの前に現れたルークは無愛想で彼女を拒絶したが不思議な魅力を持つ男だった。
ケイトの交渉と最悪な出会いながらも惹かれあう二人の恋の行方は…
謎の作家が実は吸血鬼だったというユーモア溢れるロマンス。
仕事に一生懸命で強引なヒロイン・ケイト、考え方が古いせいか現代では浮いて見える作家ルサーン(ルーク)。
ルサーンが人付き合いが苦手でやる気が無い所とケイトの性格とギャップがあって面白いです。
クールなのか不器用なのか、ルサーンが可哀そうに思えるシーンが多くとにかく彼が可愛いv
弟が作ったゲームは大好きでプレイするのにテレビは見ないというふうに中途半端に現代に馴染んでいる辺りも読んでいて楽しかったです。
重いヴァンパイアロマンスも多い中、この親しみ易さは新鮮に感じました。
せっかく二人がいい雰囲気になったと思えば、次々と邪魔が入ったりハプニングが起きたり…電話でサイズを聞かれて狼狽するルサーン、そしてクリスやベルボーイとのやり取りには吹きだしました。
クリスも気の毒過ぎる。
ルサーンの変化は彼の様々な面を見ることもできて良かったです。
彼の母や弟も好きなのでシリーズの今後も楽しみ!

さ行

Posted by tukitohondana

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