千年王子

長野 まゆみ
河出書房新社
発売日:2001-06

ワールドツアー校の新学期に発表された教官の人気ランキングの最下位は今年もシンヤだった。
気の迷いで彼のプログラムを選んだぼくは、そこでとんどもない目にあって…
女が総人口の数%未満となった未来の物語。
10年近く前に読んで詳細は覚えていないものの好きだった記憶があります。
現実と仮想世界の交差具合が好み。
謎が多くて物語の先が気になるという魅力もあります。
あやしいシーンが多いのにほのめかしが多くて露骨なのに下品でなく、幻想的だったり機械的に感じられる表現が好きです。
うーん、結局は最後に書かれているのが真実なんですよね?
長野まゆみさんの作品の登場人物は、記憶が曖昧になっているという設定が多い気がします;
その曖昧さも好きなのですけどね。謎めいていて色気があって。
キャラはシンヤが好きでした。

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