タラ・ダンカン 若き魔術師たち
古い館で祖母と暮らす少女タラ。
タラは不思議な力を持っていたが、普通の生活を送っていた。
しかし、ある日、別世界の闇の一族サングラーヴにつけねらわれるようになって別世界へ行くことに!?
別世界は魔法と不思議な種族が多く住む世界。
王国の高等魔術師であるドラゴンに保護されたタラだったが、
表紙を見て、村田蓮爾さんの描いたタラの姿に惹かれて読んだのが始まり。中身も期待を裏切らないでくれて嬉しい限りです。
人間関係にハリー・ポッターシリーズと多少似たような部分があるのは王道ゆえか?(王道好きなので問題ないんですが)
学校ではないけれど、王宮内では全寮制の学校と同じような生活を魔術師たちはおくっている。
強力な魔力を持つ少女が主人公で、若干逆ハー気味なので、そういうのが好きな女性に楽しめるかと。
ハリー・ポッターシリーズよりも女の子向けな雰囲気が漂っているような気がしますね展開とかが。
大人も子供も出来すぎた感じのキャラがいないところとかも好感が持てます。
凄い人、信頼できそうな人、悪人、それぞれがなんか矛盾した欠点や美点、笑えるところを持っていたりする。
残酷な展開になっても、いかにも物語的になんとか解決できたりするものの、これぐらいが夢があってよいんじゃないかな。
主人公の周りに集まる個性的な仲間たちとの友情、敵対するものたちとの対立。どちらも魅力的。
ファンタジーにはつきものの、エルフ、小人、ユニコーン、などなど有名な生き物から作者のオリジナルらしい変な生き物とかも含めて世界観も好きです。
タラ・ダンカン 若き魔術師たち(上) ソフィー・オドゥワン・マミコニアン 山本 知子 メディアファクトリー 2004-07-02 |
タラ・ダンカン 若き魔術師たち(下) ソフィー・オドゥワン・マミコニアン 山本 知子 メディアファクトリー 2004-07-02 |
シリーズモノの欠点は次の本が出た頃には内容を忘れていること;
なので、以前紹介した魔女の結婚シリーズやミチルとロイディシリーズもそうですが、最近はシリーズモノを読み返していってます。