なりゆき斎王の入内 ~その正体、さらにも言わず~

なりゆき斎王の入内2 ~その正体、さらにも言わず~<なりゆき斎王の入内> (ビーズログ文庫)
KADOKAWA / エンターブレイン (2014-09-10)
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なりゆきで東宮妃候補となったものの故郷に帰りたい塔子。
間もなく東宮が帰京するという中、東宮は帝の御子ではないという噂を耳にして…

立場さえなければ、もう塔子と暁はくっついてそうな感じだな。
暁の出生の秘密は下世話にも気になってしまう。

いくら目的が一致していても左近衛大将の妻になるのは反対。
ろくなことにならなさそう。

縋子の狙いが分からず困惑。
第一印象は悪くないけど、どんな人なんだろうかという不安が大きかった。
でも、その後の塔子と縋子の関係いいなぁ。
このまま年の差のある友人的な関係になるといい。
塔子は身近に仲の良い人がいないし、このまま熊野に帰らないならこちらでも共にいたいと思える人が増えて欲しい。

運命は人に適性など求めてはいない、か。
くせ者なのではと思っていた法皇の言葉は納得がいくものばかりで、人柄は悪くなさそう。
主上も問題はありそうだけど…うーん、東宮の父親の件は誰が悪いとかそういう話じゃなさそう。
この手の問題の方が解決は難しい気もする。

帝の東宮に対する言動についてはなるほど。色々勘ぐって難しく考えすぎていたかも。
優しい方ならこの理由は納得。

暁が正体を明かすのはもう少し先延ばしにしてほしかったなぁ。少し残念。
でも周囲に見せつけるという意味では絶妙なタイミング。
塔子が考えた案は思い切ったなぁ…主上は譲位できるし東宮はまだ帝にならなくていいという観点だけ見ればありなんだろうけど。

そして縋子様の言動が自由で頼もしい。
ラストは唖然としてしまった;
もしや強敵に会いに行く気か?

あ行

Posted by tukitohondana

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